「海外での利用に強いクレジットカードを作りたい!」
「セゾンブルーアメックスって旅行に強いって本当?」
海外旅行に強いと言われるセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード(以下、セゾンブルーアメックス)
もしも海外旅行用にクレジットカードを検討しているなら、選択肢に入れるのにふさわしいカードです。
とくに25歳以下なら、このカードを発行すれば間違いなし!と断言できるほどです。
海外旅行保険が充実していたり、海外での利用時にポイント還元率が倍になったり、年会費が無料になるからです。
しかし逆に、26歳以上だったり、海外旅行をする予定がなければ、それほど魅力的なカードではないかもしれません。
そんなセゾンブルーアメックスについて紹介します!
セゾンブルーアメックスが海外旅行に強いわけ
まずはセゾンブルーアメックスが海外旅行に強い理由を紹介します。
海外旅行保険がかなり充実している
まず、何と言っても旅行保険。
海外旅行をするときには旅行保険は必須であり、損保ジャパンなどで加入すると、数千円〜数万円ほどかかってしまいます。
そこで活躍するのがクレジットカード。
クレジットカードには旅行保険が無料付帯していることが多く、もしも年会費無料のカードであれば、無料で旅行保険に加入できるというわけです。
かと言って、補償内容が充実していなければ、いざ何かあったときに本末転倒なので、内容はしっかりチェックすべきです。
中でも「傷害治療・疾病治療」に注目すべきであり、病院で治療を受けたり、入院したときの補償です。
補償内容 | 支払限度額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 3,000万円 |
傷害治療 疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 3,000万円 |
携行品損害 | 30万円 |
救援者費用 | 200万円 |
セゾンブルーアメックスは300万円なので、クレジットカードの補償の中では充実しており、年会費無料クレジットカードだとこの補償額を上回るカードはありません。
実質的なトップはエポスカードの270万円です。
エポスカードは年齢関係なく年会費無料なので、その点ではセゾンブルーアメックスより使いやすさはあります。

海外利用時ポイント還元率1.0%
セゾンブルーアメックスのポイント還元率は0.5%と、よくも悪くもない還元率です。
しかし、海外で利用するときにはポイント還元率が2倍の1.0%になります!
帰国時にスーツケースを配送してくれる手荷物無料宅配サービス
セゾンブルーアメックスには、海外からの帰国時スーツケースを自宅まで配送してくれるサービスがあります。
帰国時はお土産も買っているので、スーツケースがかなり重くなっていることも多いですよね。
スーツケースを自宅まで配送してくれれば、自宅まで楽に帰れてとても便利ですよ!
海外トラベルアシスタンスデスクが使える
アメックスブランドのクレジットカードは、アメリカン・エキスプレス・トラベル・サービス・オフィスが利用できます。
現地での観光情報・チケットの手配に加え、カード紛失・盗難時の緊急対応もサポートしてくれます。
さらにセゾンブルーアメックスはJTBグローバルアシスタンスと提携し、日本語でのサポートも受けられます。
現地でもすべて日本語で対応してくれるので、はじめての国でも安心ですね。
ただし空港ラウンジは使えない
海外旅行に強いクレジットカードの特典の定番に、空港ラウンジが使えるというものがあります。
しかし残念ながらセゾンブルーアメックスでは、空港ラウンジは利用できません。
海外旅行に強いクレジットカードとしては、この点が少し残念ですね・・・
セゾンブルーアメックスの基本スペック
それではセゾンブルーアメックスの基本スペックを紹介していきます。
年会費
セゾンブルーアメックスの年会費は3,000円(税抜)です。
ただし初年度は年会費無料で作成可能。
また25歳以下の人は、26歳になるまで年会費が無料です。
セゾンブルーアメックスは18歳以上(高校生不可)で作成できるので、大学生が作るクレジットカードとしてはぴったりですね。
ポイント還元率
セゾンブルーアメックスは1,000円利用するごとに、セゾン永久不滅ポイントが1ポイント貯まります。
セゾン永久不滅ポイントは1ポイント=5円相当の価値なので、ポイント還元率にすると0.5%であり、海外で利用した場合はポイントが2倍貯まります。
また、セゾン永久不滅ポイントは、その名の通り有効期限がないポイント制度です。
ポイント交換を忘れていてポイントが消失してしまうことはありませんので、あまりクレジットカードを使わない人にもオススメです!
付帯保険
セゾンブルーアメックスには、旅行保険とショッピング保険が付帯しています。
それぞれどのような内容の保険が付帯しているのでしょうか。
旅行保険
セゾンブルーアメックスの海外旅行保険は、自動付帯でかつ内容が充実しています。
セゾンブルーアメックスの海外旅行保険内容は以下の通りです。
補償内容 | 支払限度額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 3,000万円 |
傷害治療 疾病治療費用 | 300万円 |
賠償責任 | 3,000万円 |
携行品損害 | 30万円 |
救援者費用 | 200万円 |
もっとも利用頻度が高い傷害治療・疾病治療が、ゴールドカードクラスの最高300万円まで補償されているのは嬉しいポイント!
とはいえ、300万円でも絶対に安心というわけではありません。
2017年度は「29人に1人」が何らかの事故・病気等に遭われ海外旅行保険を利用しています。
当社で2017年度「治療・救援費用」の支払いが300万円以上の高額医療費用事故は68件、その内1,000万円を超えた事故は8件となっています。
また、治療・救援費用の保険金支払最高額は、3,588万円となりました。
ご覧の通り、なんと年間68件も300万円を上回る治療費がかかっています。
セゾンブルーアメックスじゃダメじゃん・・・と思うかもしれません。
しかし、治療・救援費用は他のカードと合算できるので、安心したいならエポスカードなども発行するのがオススメです。
たとえばAカードが治療費補償100万円で、Bのカードが治療費補償200万円の場合だと、治療費補償が300万円になるというイメージです(死亡・後遺障害の補償は合算できません)。
種目 | カードAの補償額 | カードBの補償額 | 使える補償額 |
---|---|---|---|
死亡・後遺障害 | 1,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
救援者費用 | 50万円 | 100万円 | 150万円 |
携行品損害 | 50万円 | 100万円 | 150万円 |
セゾンブルーアメックスは300万円であり、エポスカードは270万円なので、合算して570万円までカバーできます。
ショッピング保険
セゾンブルーアメックスでは、年間100万円上限のショッピング保険も付帯しています。
国内・海外問わず購入日から120日以内に、破損・盗難など偶発的な事故で商品が損傷したときに補償してくれます。
ショッピング保険は90日以内補償のものが多いので、ショッピング保険も業界水準を上回っています。
その他の特典
ここまで紹介したもの以外にも、セゾンブルーアメックスにはさまざまな特典があります。
その他の特典をまとめて紹介していきます。
西友・リヴィン・サニー・ロフトで5%オフ
特定日にセゾンブルーアメックスで決済すると、西友・リヴィン・サニー・ロフトの会計が5%オフになります。
西友・リヴィン・サニーは毎月第1・3土曜日、ロフトは月末の金土日曜日が割引対象ですよ。
海外用Wi-Fiレンタル優待
セゾンブルーアメックスでは、海外で使うWi-Fiルーターの割引特典もあります。
たとえばビジョンという会社のグローバルWi-Fiは、通常の20%オフで利用可能。
アジアであれば1日当たり536円で利用できるので、かなりお得に利用できますよ。
tabiデスク
セゾンブルーアメックス会員であれば、tabiデスクというサービスが利用可能です。
tabiデスクを利用すると、大手旅行会社のパッケージツアーが最大8%割引で申し込み可能。
筆者は過去に旅行会社で勤務していたのですが、パッケージツアーの利益の関係から8%の割引は友人相手でもできませんでした。
旅行会社のツアーを利用する人であればかなりお得な特典なので、セゾンブルーアメックスを作成したのであればぜひ利用しましょう。
セゾンブルーアメックスのデメリット
ここまでセゾンブルーアメックスのメリットや特典を紹介してきましたが、一方でデメリットも存在しています。
カードを作成する前に、デメリットもしっかり把握しておきましょう。
空港ラウンジサービスが使えない
セゾンブルーアメックスは海外旅行に強いクレジットカードですが、空港ラウンジが使えない点はデメリット。
海外旅行時はトランジットなどで空港に滞在する時間が長いケースがあるので、その時に空港ラウンジが使えるとかなり快適に過ごせます。
海外旅行好きな人にとって、空港ラウンジが使えないのはデメリットですね。
空港ラウンジの使い方を知りたい場合には、空港ラウンジの使い方や料金まとめが参考になります。
通常ポイント還元率が0.5%と低い
セゾンブルーアメックスは海外利用時ポイント還元率が1%ですが、通常時はポイント還元率が0.5%です。
楽天カードやJCB CARD Wのように、年会費無料のクレジットカードでもポイント還元率1.0%のカードがある中、ポイント還元率0.5%は少々物足りない数字。
国内での利用が多い人は、他のクレジットカードをメインカードとして作成するという選択肢もありますよ。
アメックスが使えない場所がある
アメックスはステータスの高い国際ブランドとして知られていますが、利用できる場所が限定されている点がデメリットです。
アメックスはJCBと提携しているので、日本・アメリカでは使いやすいですが、アジア・ヨーロッパなどでは使えないところも多いです。
VISAやMasterCardと比べると利用できる範囲が狭いのは、セゾンブルーアメックスのデメリットですね。
25歳以下で海外旅行好きであればセゾンブルーアメックスを作る価値あり
ここまでセゾンブルーアメックスについて解説をしてきました。
アメックスブランドのクレジットカードが年会費無料で持てるので、25歳以下で海外旅行好きであれば作る価値のあるクレジットカードです。
一方でポイント還元率の低さなどのデメリットもあるので、他にメインカードを持っておくと万全でしょう。
海外旅行時の補償は手厚いので、海外旅行好きであればセゾンブルーアメックスを作ってみてはいかがですか?
また、年会費無料で海外旅行保険が充実しているエポスカードも是非一緒に発行して、旅行保険をより充実させましょう。
