京都の二条城の目の前にあり、三井家ゆかりの地に誕生した5つ星ラグジュアリーホテルであるホテルザ三井京都。
三井不動産グループの新たなフラッグシップホテルとして「継承と新生」をコンセプトに京都 二条城の目の前に建てられたホテルです。
私の言葉では表現がむずかしいぐらいホテルの随所にこだわりを感じ、50年以上建築の仕事に携わる父が「ここまでこだわりあるホテルなら納得の宿泊費」と言ったほどです。
今回はホテルザ三井京都のニジョウルームに宿泊し、朝食やサーマルスプリングなども楽しんできました。
エントランス&ロビーでは登録有形文化財が出迎えてくれます。
ホテルザ三井京都のゲストを迎え入れる重厚な門構は、京都の奥座敷と称される大原三千院から移築した梶井宮門です。
柱間4.5m 高さ7.4mの圧巻の佇まいで、宮大工による全面修復を経てゲストを迎え入れる表玄関を飾ります。
外観の木材を8割以上も残しながら修復し、ホテルのコンセプトである継承と新生の一つの形がゲストを迎え入れる梶井宮門です。
2021年7月29日、梶井宮門が登録有形文化財(建造物)に登録されました。
梶井宮門をくぐると石柱・灯籠と木々が生い茂り古風で趣ある雰囲気です。
ホテル入口の自動扉には梶井宮門の修復時に廃材になった木材を加工し、木目柄として再利用しています。
ロビーには立派な陶器に草花が飾られて、大きなガラスの向こう側には庭園があります。
天井は木工細工で作られた独特なデザインです。
茶室では、クルミ無垢材を利用したテーブルでお茶を味わうことができます。
棚に陳列された器は、三井家とゆかりのある陶器職人さんが造られた一点ものの器ばかりです。
ライブラリーでは世界各国の本・京都の本などがあり、設置されているパソコンを利用することもできます。
着物を着たスタッフさんにが客室まで案内をしてくれ、展示オブジェへのこだわりや建設当時の秘話など教えてくれました。
ホテルザ三井京都についてより詳しく話を伺うアートツアーが毎日無料で開催されています。
庭園はなんと1,300㎡も…!
ロビー全面に広がる1,300㎡もの広さの庭園です。
京都の町屋では「坪庭」と呼ぶ風の通り道を作り夏の暑さを和らげる工夫が古来からあり、ホテルザ三井京都の庭園も草木で四季の移り変わりを楽しみ、都会でありながら自然を感じれる庭園です。
庭園の奥には灯籠・池などもあり、子供たちも外に出て遊びたくなる雰囲気です。
昼とは大きく雰囲気が異なり、夜はライトアップされた草木が水面に写り趣ある雰囲気で何枚も写真を撮りたくなりました。
ホテルザ三井京都の宿泊記
宿泊したお部屋:ニジョウルーム
案内されたのは「370号室 ニジョウルーム・キングベッド1台」です。
客室からは、目の前に二条城を見渡す眺望です。
ちなみにホテルザ京都三井のお部屋は以下の通りです。
ゲストルーム | デラックスルーム |
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デラックスガーデンルーム | |
プレミアルーム | |
プレミアガーデンルーム | |
ニジョウルーム | |
スイートルーム | デラックススイート |
エグゼクティブスイート | |
ガーデンスイート | |
ニジョウスイート | |
Onsenスイート | |
プレジデンシャルスイート |
ベッドルーム
50平米ものゆとりある広さで、二条城が見える窓際にはソファーが設置されていてくつろげる空間です。
テレビではホテル案内映像が流れていて、その音楽ですら耳に心地よい音響です。
無垢材で造作された客室のソファーテーブルもズッシリと存在感ありながら座り心地も最高でした。
ミニバー
オシャレなオブジェのようなミニバーで、ネスプレッソコーヒーマシーン・日本茶が木箱に入っています。
引き出しには、カプセルコーヒー・紅茶・ワインのミニボトルやグラス類が並んでいます。
さらに一段下には左側は引き出しが冷蔵庫になっていて、シャンパン・日本酒・炭酸水・フレッシュジュースなどがあります。(冷蔵庫内は有料です)
右側には電気ケトルとアイスボックスが設置されてあります。
以下の飲み物は無料でいただけます。
- ボトルウォーター(4本) 寝室サイドテーブルとミニバーに。
- コーヒー(ネスプレッソ)
- 紅茶(TWG)
- ほうじ茶・緑茶
パウダールーム
広くゆったりとしたダブルシンクで、シンク天板には人工大理石を使用し高級感が漂います。
コップは陶器製で重みがあり滑りにくいようにザラザラとした質感のコップです。
ふかふかのホテル特有の大判バスタオル・フェイスタオル・ハンドタオルが何枚もキレイに陳列されていて、ヘルスメーターも設置。
オープンクローゼットでハンガーもたくさんあります。
引き出しにはナイトウェア・ランドリーバックが入っています。
バスルーム
洗い場付きバスルームで広さは充分ありますが、浴室用のイスがないため立って髪の毛を洗ったりするのが少し辛く感じました。
ですが、浴槽が広いのでゆっくりと足を伸ばしてカラダを休ませることができるのは嬉しいです。
ヘチマのボディブラシの横にはバスソルトが置いていてその容器さえもが陶器製でした。
- 歯ブラシ
- ヘアブラシ
- カミソリ
- ボディローション
- 綿棒
- コットン
- シャワーキャップ
- ヘアゴム
- シャンプー・コンディショナー・ボディソープ(バスルーム内)
- バスソルト・ヘチマボディブラシ(バスルーム内)
ホテルザ三井京都オリジナルブランド「PARFUM SATORI」です。
日本人調香師 大沢さとりさんが手がけた香りはバスアメニティだけでなくエントランスの香りも同じです。
有名美容ブランドのホリスティックキュアーズ社のドライヤーが設置してあります。
ターンダウンサービスで心地よい眠りへ
ホテルザ三井京都では、ターンダウンサービスを提供しています。
ターンダウンサービスは、ベッドカバーなど心地よく眠りにつけるように、シーツ類を整えてくれるサービスのことです。
クローゼットにあったナイトウェアがベッド上に用意され、ベッドのサイドテーブルにはボトルウォーター・抹茶の香りリップバーム・メッセージカードが添えられていました。
ホテル建物階数は4階まで(地下を含めず)で、お部屋からの眺望や広さで価格帯が異なります。
SPGアメックスカード更新無料宿泊特典使って宿泊のため、50,000ポイントで予約が可能な「デラックスルーム」予約をしました。
スイートナイトアワードというスイートルームをリクエストする権利が私にはあるため、スイートナイトアワード申請をしました。
その結果、デッラクスルームからニジョウルームへ客室アップグレードが叶い、目の前は二条城を見渡す眺望のお部屋です。
朝食(和食)
朝食はFORNI(フォルニ)というレストランでいただきました。
イタリア語で複数の「窯」を表すFORNI(フォルニ)では、ピザをはじめとする本格的なイタリアン料理がいただけます。
庭園側は一面がガラス貼りで、陽の光が差し込む開放的な雰囲気です。
105席のうちテラス席は18席あり、テラス席が開放されている季節の良い時期は、コロナ禍の中でも安心してホテルを楽しむことができます。
営業日 | 毎日 |
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営業時間 | 7:00〜10:00, 11:30~14:30, 17:30~21:30 |
提供メニュー | イタリア料理 |
エレベーターからの回廊を進むと組子細工で壁面を飾るエントランスで、一歩足を踏み入れるとショーケースには芸術作品のようなスイーツがショーケースに陳列されています。
朝7時でもお庭からの朝日で店内はとても明るく開放感があります。
席に着くとフレッシュスムージーが提供されます。今回はマンゴースムージでした。
朝食は、京都らしく和定食を注文しました。
やさしい味付けと熱々のお味噌汁などバランス良い朝食でお腹がいっぱいになりました。
サーマルスプリングSPA
地下から湧き出る温泉を利用したサーマルスプリングSPAは、「静謐を湛える」をコンセプトに上質な静けさのある空間です。
水着を着用して入る天然温泉を用いた温水プールです。
利用時間 | 7:00〜23:00 (22:30最終受付) |
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利用年齢 | 16歳以上 |
子供の利用について | 10:00〜16:00 4歳以上16歳未満利用可能 |
水着について | 持参着用。貸出可能。 |
エレベーターの扉が開くと目の前には大きな石のオブジェがあり、SPAの名前を刻印した看板石がライトアップされ、水の滴る音が聞こえシーンとした静かな空間がそこにはありました。
石の壁から滝のように水が下垂れ落ち、その音が空間の静謐さを際立てているようでした。
滴る水の音を聞きながら幾重にも並ぶ柱の回廊をずっと突き進んだ奥側にサーマルスプリングSPAがあります。
こちらがサーマルスプリングSPAの受付です。
予約の場合は名前・部屋番号を伝えると、検温と消毒を済ませ施設使用説明のためスタッフさんが更衣室の中まで案内してくれます。
受付の横には待合スペースがあるので、ここで順番を待っても良いですし部屋で待っていれば連絡をお願いすることもできます。
サーマルスプリングSPAには、ロッカー・パウダールーム・プール・休憩ルームと至る所に部屋にも置いてあったホテルオリジナルボトルウォーターが置いてあり飲用は無料です。
水着用脱水機・ビニール袋(ホテル名記載)もあり、手ぶらでも大丈夫です!
サーマルスプリングSPA内の様子
入ってすぐがロッカールームで隣にパウダールーム・リラックスルームがあります。
SPA入口近くにシャワールームがあり、SPAを楽しんだ後にシャワールームでカラダを流してパウダールームで身なりを整えることができます。
リラックスルームは照明を暗くした空間にベッドが置いてあり、SPAのあともゆっくりとできる空間でした。
- シャンプー
- リンス
- ボディーソープ
- バスタオル
- タオル
私は夜10時ごろの利用でしたが、男女合計で10人ほどがSPAを利用していました。
ほんのり温かい温度で、薄暗い空間ながらも照明の演出でおしゃれな雰囲気でゆっくりとSPAを楽しみました。
四季の間(特別室)
「四季の間」は欄間・襖などの旧式建具を用いた総檜造りの建物で、お祝い事のおもてなしやレストランの特別室として利用されています。
四季の間の裏手側には灯籠などで坪庭を造り、こんな裏側の見えにくい箇所までこだわりを感じます。
宿泊記まとめ:ホテルザ京都三井は歴史ある豪華ホテル
ホテルザ三井京都は重要文化財の梶井宮門をはじめ歴史のあるホテルです。
豪華さと荘厳さがありとても落ち着いた雰囲気でもあります。
大満足なホテルステイとなりました。
ホテルザ三井京都の基本情報
ホテル名 | HOTEL THE MITSUI KYOTO |
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住所 | 〒604-0051 京都府京都市中京区油小路通二条下る二条油小路町284 |
TEL | 075-468-3155 |
公式サイト | https://www.hotelthemitsui.com/ja/kyoto/ |
駐車場 | 23台(4,000円/泊) |
チェックイン/アウト | 15:00 / 12:00 |
アクセス |
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