海外旅行で必須アイテムと言われるクレジットカード。
クレジットカードは旅行保険が付帯したり、現地通貨を引き出せたり、日本語対応のトラベルデスクが利用できたりと、とても便利であり、必須アイテムなのです!
クレジットカードを持っていないなら、この記事を参考にして発行し、旅行に持っていきましょう。
もしもクレジットカードを持っていたら、そのカードが海外旅行で活躍できるかどうかチェックしてみてください。
タクマ
クレジットカードは本当に必要なので、絶対チェックしてください…!
実際に筆者はタイ旅行で緊急入院した時にクレジットカードに助けられた経験があります。
誇大表現なしで、他にもクレジットカードは海外旅行で大活躍します。
それでは海外旅行でのクレジットカードのいいところ、悪いところ、選び方、使い方を説明します。
先にオススメのカードを紹介します。
以下の3枚の中から選べば間違いありません。
海外旅行で活躍するクレカ


海外旅行でクレジットカードが必要といわれるワケ
どうして海外旅行にクレジットカードが必要といわれるか知ってますか?
クレジットカードを持っていると
- 現地通貨をたくさん持ち歩かなくて安全
- 旅行保険付帯で保険料を節約できる
- 海外でおトクに現地通貨を引き出せる
- 日本語対応のトラベルデスクがあるので安心
- 空港ラウンジでゆったりくつろげる
- ホテルやレストランで信用できる人と見られる
などなど、海外旅行がよりおトクに、そして便利になるんです!
またお得&便利になる以上に「安心安全」に海外旅行を満喫できるのに、大きなメリットがあります。
現地通貨をたくさん持ち歩かなくて安全
クレジットカードを持っていれば、現地通貨をたくさん持ち歩かなくて済みます。
全財産をカバンに入れておいて、そのカバンを紛失してしまったり、盗まれてしまったらどうすることもできません。
万が一にもクレジットカードを盗まれたり、紛失しても大丈夫!
盗難や紛失が原因で不正利用されても、60日間までならさかのぼってカード会社が保証してくれます。
さらに大金を持ち歩くのに比べると、精神的にもラクです。
とはいえ、クレジットカードを1枚しか持っていなくて失くしたら大変です。
なので少なくとも2枚持っていき、1枚は財布でもう1枚はウェストポーチに入れておくなど、対策は必要です!
旅行保険付帯で保険料を節約できる
海外旅行には旅行保険は必須!
もしものときのために、ぜったい加入しておきましょう。
とはいえ、旅行保険は損保ジャパンなどで申し込むと、ハワイ5日間で価格重視のプランでも2,000円を超えます。
しかし、クレジットカードには旅行保険が付帯しており、追加でお金を支払う必要がないので、旅行保険に実質無料で加入できます!
とはいえ、どのクレジットカードでも旅行保険がついていたり充実しているわけではありません。
稀に「クレジットカードに旅行保険がついていると思ってたけど、自分の勘違いで、高額な診療費を請求されてしまった」という悲惨なケースもあります。
クレジットカードに旅行保険が付帯していても死亡保険だけ、みたいなクレジットカードもあるので注意が必要なのです(カード会社には、誤解を招く表現を改善してもらいたいです…)。
この記事内で紹介しているカードは、上記のような罠はなく、しっかりと保証がついているカードなので安心してください。
- 自動付帯か利用付帯か
自動付帯がオススメ - 傷害治療費用・疾病治療費用が付帯しているか
病気がもとで医師の治療を受けられた場合に診療・入院費用の補償 - 疾病治療費用の補償額が300万円ほどか
300万円ほどならまあまあ安心
海外でおトクに現地通貨を引き出せる
海外では、なんだかんだ現地のお金も使いますよね。
現地のお金を調達するには、日本で換金していく、現地で換金する、海外キャッシングをする、の3パターンあります。
結論をいうと海外キャッシングが一番おトクであり、海外キャッシングはクレジットカードがあれば可能です!
また、日本で換金して持ってったり、日本円を持って現地で換金する場合には、お金が足りなくなる心配もあります。
カードなら事前に利用できる金額の枠を増やしておけるので、お金が足りなくならずに済んで安心です!
ちなみに現金を引き出せるようにするには「キャッシング機能」をつける必要があります。
場合によっては手続きなどに1週間ほどかかるケースもあるので、もしもキャッシング機能がついていない場合には、早めにカード会社に連絡して対応してもらいましょう。
もしもこれからカードを発行する場合には、申し込みフォーム入力時に「キャッシング機能をつけるかどうか」という項目があるので、つけるを選択しておきましょう。
日本語対応のトラベルデスクがあるので安心
トラベルデスクとは、以下のようなサービスの総称であり、クレジットカードに基本的に付帯している特典です。
- 現地情報サービス
- ホテル・レストラン・オプショナルツアーなど各種予約サービス
- カードの盗難・紛失時の緊急サービス
- 病気・ケガのトラブル時のサポート
いざという時に頼れる存在があるので、旅行の不安も拭えますよね!
僕自身「病気・ケガのトラブル時のサポート」を利用したことがありますが、病院の紹介・病院へ経緯説明・キャッシュレス入院までやってもらうことができ、感動しました!
おかげでスムーズに診察〜入院までできたので、カード会社にとても感謝したのを今でも覚えています。
空港ラウンジでゆったりくつろげる
クレジットカードには、空港ラウンジを利用できる特典が付帯しているカードがあります!
空港ラウンジには軽食やドリンクがあり、wifiなどもあるため、フライトまでの時間をゆっくり過ごせたり仕事できたりします。
とはいえ、カードに付帯している空港ラウンジは、お世辞にもいい空間とはいえないことが多いので、必須項目ではないというのが筆者の意見です。
内装や食事、ドリンクなどが豪華なのは、航空会社が運営する空港ラウンジ(ANAラウンジ・JALサクララウンジなど)なのですが、基本的にクレジットカード付帯の特典で入ることはできません。
海外旅行でつかうクレジットカードを選ぶポイント
ひとことにクレジットカードといっても、種類がたくさんで迷っちゃいますよね。
海外旅行に強いカードもあれば、Amazonや楽天などでおトクになるカードもあったりと、カードごとに強みや特徴がちがいます。
海外旅行に向いたクレジットカードを選ぶときは、以下のポイントを抑えればOK!
- 国際ブランドはVISAかMasterを選ぶ
- 旅行保険は自動付帯&傷害治療・疫病治療費をチェック
より詳しく、選ぶポイントとその理由を見てみます。
その前に、細かいことはいいから、おすすのカードを発行したい!という場合には、以下の3枚の中からお選びください。


①国際ブランド
国際ブランドというのは、VISAやMasterなどといった世界中で利用できるクレジットカードブランドのことです。
国際ブランドには以下のような種類があります(ほかにもありますがメジャーなのは以下の6つ)。
- VISA
- Master
- 銀聯カード
- JCB
- AMEX
- ダイナース
もしも海外でクレジットカードを利用するならVISAかMasterを選びましょう。
VISAとMasterで世界シェアの80%以上を占めるので、もっとも利用しやすい国際ブランドなのです。
VISAとMaster以外の国際ブランドは世界シェアが少なく、使える国もありますが使えない国が多いのが現状です。
ちなみに海外シェアは以下のようになってます。
- VISA:56%
- Master:26%
- 銀聯カード:13%
- JCB:3%
- AMEX:1%
- ダイナース:1%
JCBやAMEXとかって少ない!
って驚きますよね(笑)
日本だとほぼどの国際ブランドを利用できるのでイメージがつかないかもしれません。
ですが「JCBしか持っていなかったら、ほぼ使えなくて困った・・・」なんてこともありますので、注意してください。
②旅行保険
クレジットカードには旅行保険がついているカードもあれば、ついていないカードもあります。
また、旅行保険がついていてもその内容がイマイチ、なんてことも・・・
いざ病院にいったときに高額請求されて「旅行保険でカバーできると思っていたのに!」なんてことになったら、せっかくの旅行も残念な思い出になってしまうかもしれません。
ところで海外旅行をしていると「俺は大丈夫!」みたいな方が一定数います。
しかし、これはかなり危険な考えなのです。
2017年度は「29人に1人」が何らかの事故・病気等に遭われ海外旅行保険を利用しています。
当社で2017年度「治療・救援費用」の支払いが300万円以上の高額医療費用事故は68件、その内1,000万円を超えた事故は8件となっています。
また、治療・救援費用の保険金支払最高額は、3,588万円となりました。
29人に1人って思った以上に多くないですか?
しかも最高額は3,000万越えと恐ろしい金額です。
下手すると自己破産しないといけないレベルかもしれません。
ところで、筆者もタイで緊急入院した経験があります。
もちろんクレジットカードの旅行保険で無料でしたが、一晩の入院と治療費で15万円ほどでした。
15万円なら支払えないこともないですが、ショックが大きすぎたことでしょう(苦笑)
旅行保険は自動付帯と利用付帯の2パターン
クレジットカードの旅行保険には自動付帯と利用付帯の2パターンあります。
- 自動付帯
カードを持っているだけで海外旅行保険に自動的に入る - 利用付帯
ツアー代金や公共交通機関の料金をクレジットカードを利用しなければ保険が適用されない
旅行保険付帯のクレジットカードを持ってるといっても、利用付帯であり旅行に関する支払いをしないと適応外になるので注意しましょう!
自動付帯なら勝手に付帯するので安心ですよ。
旅行保険で重要視するのは傷害治療・疫病治療の補償
旅行保険が最高2,000万円まで付帯!といううたい文句があっても、よくよく確認してみると損害賠償の補償であり入院費や治療費の補償がない、という落とし穴もあるのです。
入院費や治療費をカバーする補償は「傷害治療・疫病治療」の項目です。
実際に海外旅行にオススメのカードであるエポスカードで確認してみます。
保険の種類 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200円 |
疾病治療費用 | 270万円 |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円 |
救援者費用 | 100万円 |
携行品損害 | 20万円 |
エポスカードの場合だと、傷害治療が200万円で、疫病治療が270万円まで補償されます。
金額に対してピンと来ないかもしれませんが、年会費無料カードのなかでトップクラスであり、ゴールドカードにも引けを取らない額です。
たとえば、三井住友VISAカードのスタンダードカードである三井住友VISAクラシックカードの旅行保険は以下の通りです。
保険の種類 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
疾病治療費用 | 50万円 |
疾病治療費用 | 50万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
携行品損害 | 15万円 |
救援者費用 | 100万円 |
このようにクレジットカードの保険は、カードによって補償金額が全然ちがいます。
ところで、エポスカードは年会費無料カードのなかでトップクラスの旅行保険の充実度&自動付帯!
さらに即日発行に対応していてポイント還元率もいいので、のちほど一番おすすめカードとして紹介します。
旅行保険は複数枚のカードを合算できる
入院費や治療費が1枚のクレジットカードでカバーできない可能性はゼロではありません。
たとえば入院費が100万円までしかカバーできない旅行保険だった場合、入院費が300万円だったら、差額200万円は自分で負担することになります。
しかし、こういう場面に遭遇する可能性を減らすことができ、それが複数枚のカードの旅行保険を合算する方法です。
たとえば、Aカードが治療費補償100万円で、Bのカードが治療費補償200万円の場合だと、治療費補償が300万円になるというイメージです(死亡・後遺障害の補償は合算できません)。
種目 | カードAの補償額 | カードBの補償額 | 使える補償額 |
---|---|---|---|
死亡・後遺障害 | 1,000万円 | 2,000万円 | 2,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
救援者費用 | 50万円 | 100万円 | 150万円 |
携行品損害 | 50万円 | 100万円 | 150万円 |
なので、クレジットカードは複数枚持っていくのがオススメです。
海外でクレジットカードを使うときの注意点やデメリット
ここまでクレジットカードのいい点を紹介しましたが、注意点やデメリットはないのか気になりますよね。
もちろん、デメリットもあるのできちんと説明します。
カードで支払うときは現地通貨にする
海外でクレジットカードを利用すると、現地通貨での決済と日本円での決済を選択することができます。
仮に100ドルの支払いをすると、以下の2パターンです。
- そのまま100ドルとして支払い、その日のレートで後日請求がくるパターン
- その場で日本円での値段が決定して後日その分の請求がくるパターン
かならず「現地通貨での決済」にしましょう。
日本円に換算して決済するときに限り、お店の人が上乗せする手数料レートを自分で自由に決めることができてしまうため、多めに請求される可能性があるのです。
詐欺みたいな話ですよね(苦笑)
三井住友VISAカードの公式サイトでも注意喚起されています。
日本円を指定した場合、その場で支払金額を確定できるメリットがありますが、お店が決定した為替レートで日本円に換算されることから、弊社で日本円に換算する場合に比べて割高になる可能性がありますのでご注意ください。
カードで支払うときは「現地通貨での決済」を徹底しましょう!
ちなみに、このことについてもっと詳しく知りたい場合には、以下の記事(外部サイト)が参考になります。
>>海外でクレジットカード決済するとき、日本円と現地通貨どちらで決済するべき?決済手数料・基準換算レート
当サイトの記事ではないですが、勉強になるので、是非読んでみてください。
海外旅行におすすめなクレジットカード
いよいよ、本題です!
長い前置きでしたが、とても大事なことなのでしっかり説明しました!
では、海外旅行にオススメなクレジットカードを紹介していきます。
▼オススメとして選んだ基準
- 年会費が無料だったり、コスパがいい
- 旅行保険(とくに自動付帯&傷害治療・疫病治療費を重視)
- 国際ブランド(できる限りVISA・Master)
- 海外旅行で優遇される特典がある
①セゾンブルーアメックスカード
券種名 | セゾンブルーアメックス | |
国際ブランド | AMEX | |
年会費 | 3,240円 ※26歳まで無料 |
|
ポイント還元率 | 0.50% | |
旅行保険 (自動付帯) | 傷害死亡 | 3,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 | |
疾病治療費用 | 300万円 | |
発行スピード | 最短即日 |
セゾンブルーアメックスカードは26歳まで年会費無料で保有できるカードであり、傷害治療や疾病治療がそれぞれ300万円まで付帯します。
年会費無料のクレジットカードの中では最高クラスの充実度を誇ります。
もしもセゾンブルーアメックスカードについて詳しく知りたい場合には「セゾンブルーアメックスについて徹底解説」を参考にしてください。

②エポスカード
券種名 | エポスカード | |
国際ブランド | VISA | |
年会費 | 無料 | |
ポイント還元率 | 0.50% | |
旅行保険 (自動付帯) | 傷害死亡 | 500万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | |
疾病治療費用 | 270万円 | |
発行スピード | 最短即日 |
エポスカードは年会費無料クレジットカードであり、旅行保険が無料カードでトップクラスに充実しているカードです。
ポイント還元率は通常0.5%と一般的であり、マルイなど買い物する場合にはおトクになります。
また、エポス特約店には、Amazonをはじめ50,000店舗以上あるので、さまざまな場面で優待を受けられるかもしれません。
もしも旅行保険を重要視するなら、このカードで決まり!
もしもエポスカードについて詳しく知りたい場合には「エポスカードは旅行保険が充実な年会費無料カード」を参考にしてください。

③三井住友VISAクラシックカードA
券種名 | 三井住友VISAクラシックカードA | |
国際ブランド | VISA | |
年会費 | 1,620円 初年度無料 |
|
ポイント還元率 | 0.50% | |
旅行保険 (自動付帯) | 傷害死亡 (一部利用付帯) | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 | |
疾病治療費用 | 100万円 | |
発行スピード | 最短3営業日 |
三井住友VISAクラシックカードAは、三井住友VISAカードの一般カードの中で旅行保険が充実したカードです。
年会費は1,260円ですが、初年度無料であり、2年目以降も条件付きで無料になります。
ポイント還元率は0.5%を一般的です。
【FAQ】海外でクレジットカードを使うときの疑問や不安
さいごに、海外でクレジットカードを利用するにあたってのFAQをまとめました。
Q1:暗証番号で5桁や6桁を求められることがあるって本当?
はい、あります。
そういう場合は「00●●●●」というように、あたまに0をつけましょう。
Q2:為替レートはいつのものが適応されるの?
カード利用のデータがカード会社に届いたタイミングでの為替レートが適応されます。
もしかすると、実際に使ったときよりも損するかもしれませんし、得するかもしれません。とはいえ、ほぼ誤差みたいなものなので、あまり気にしすぎなくてOK!
Q3:クレジットカードのコピーは必要?
とくに必要ありません。
カードを無くしたらカード会社に連絡し、カードを使えないようにしてもらい、あとは帰国後に再発行という流れです。
Q4:海外キャッシングしたら利子が高いんじゃないの?
たとえば年利18%だった場合、月利1.25%です。なので100,000円を1ヶ月後に返済しても1,250円です。
そんなにかかるのか!と思うかもしれませんが、日本円を外貨に両替するときの手数料はおおよそ2.0%以上。
つまり、1ヶ月以内の支払いならカードの方がおトクです。また、繰り上げ返済できるので、帰国次第すぐに返済したら、利子は少なくできます。
まとめ:海外にはクレジットカードを持っていこう
以上、海外旅行におけるクレジットカードの必要性〜オススメのカードでした。
海外旅行ではクレジットカードは大活躍!
ぜひ海外旅行向けカードを持って、安全に、そしておトクに旅行を楽しんでください。
海外旅行で活躍するクレカ

